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このサイトでは財布を選ぶ際に必要な革や縫製の基礎知識と作り手の視点を交えて解説しています。
財布を選びやすいようにプライスやスペックなどでグラフ化して全体が把握できるようにしました。
一通り見ていただくと基礎知識が得られ自分なりに判断できるようになります。
私の財布選びは下記の3点を重視しています。
下記項目を各ブランドごとでまとめています。
【日本ブランド】🇯🇵
・
【海外ブランド】🇬🇧|🇮🇹|🇫🇷
革種別まとめ
➡財布に強い素材は何?10年耐える最強の革素材
➡いい革とは?良い革の条件。選ぶポイント。
➡革の種類とランク|耐久性や希少性で選ぶ財布
形状別まとめ
価格別
財布の話
財布の選び方
大人の財布にピッタリな日本の財布専業メーカー。
30代になると、ブランドではなく品質で財布を選びたい方は多いと思います。
ですが、似たような財布が多く、選ぶ基準がないと納得した財布選びはできません。
このサイトでは下記の2点を満たす財布だけをピックアップしたので理由を解説します。
1.品質重視
価格/品質のバランスを重視➡日本の専業ブランド
このサイトは○の専業ブランドを取り上げます。
ハイブランド/モードブランド/アパレルブランド
多数を占めるのが、ブランド物の財布。
特長的なデザインだったり、そのブランドが好きな方はそのブランドの財布を買うと良いと思います。
専業ブランド
「特定のブランドに思入れがないな〜」という方にオススメは、専業メーカーの財布。
ブランド物のようには宣伝販促費がかかっておらず、専業なので価格以上の品質が期待できます。
財布は革質と作業の積み重ねで品質が決まります。そんな細かい作業は日本の職人の得意分野。
インポートの専業ブランドもいいですが為替や輸入経費をかんがえると、日本製が有利です。
ノーブランド
安くて良いものもマレにありますが、探し当てるまでのコストを考えるとコスパが良いとは限りません。極端に安い物は部材や縫製で耐久性に劣る可能性も高く長く使う財布ではゴマカしが効かないのでオススメはしません。ブランド育成中で無名だから安いならまだ良いですが、売り上げ最優先で品質よりも売りやすさ重視の商品もNET上には多いです。
アメカジ・バイカー系
バイカー系は種類も多いですが、仕事兼用で使うには違和感があるのでここではとりあげていません。
2.長持ちする
財布は頻繁には変えないので長持ちする丈夫さを重視。使うほどに味が出て見た目が良くなるのも重要です。
【長持ちの条件】
ⅰ革質が最も大事
長持ちするのに最も大切なのが素材。丈夫な革を選ぶと10年でも持つ可能性はあります。
基本的には予算が許す限り耐久性がある革を選ぶことをオススメします。
良い物は長持ちしますし、味が出て使うほど良くなっていきます。結果コスパも◎。
上図は革種で言われている耐久性をまとめました。
下記で詳しく書いています。
【哺乳類VS爬虫類】
革は丈夫ですが大きく分けると、哺乳類と爬虫類では爬虫類の革のほうが丈夫です。理由は身を守るために表面が固く繊維が密になっています。
【牛革】
育つほどに丈夫になります。ですが見た目もワイルドになるので好みが別れます。カーフは一番キレイですが耐久性の面では劣ります
【コードバンVSブライドル】
コードバンは牛革の2〜3倍の強度で、ベーシックな見た目の革では一番丈夫で適しています。牛革でも馬具用に堅牢に加工したブライドルならいい勝負です。
【別格のクロコダイル】
革の中でもクロコダイルは別格で牛革の10倍の強度ともいわれています。魅力は見た目だけではありません。
【エイ革】(ガルーシャ)
革の中でも最も強いと言われています。かなり特殊な革で主成分は人の歯と同じリン酸カルシウム。
そのぶん針も通らず縫製が難しく扱いが少ないです。
【オススメはコードバン】
迷うならベーシックなキレイな見た目と、丈夫さもあるコードバンをオススメします。上品なので仕事でも違和感なく使っていただける大人の素材です。
強さで言えば、トカゲ/クロコ/エイで見た目も魅力的ですが、好みが別れます。
*型押し
上品な見た目でハイブランドでも人気ですがここでは取り上げません。濃色はまだ大丈夫ですが、淡色は使い込むと味というよりは汚くなるので注意が必要。補修もしにくいです。
ⅱ内装革/裏地もチェック
総レザーが◎。タンニン鞣しの革なら安心です。
10年使うなら表革以外の耐久性も重要です。内装や裏地はコストダウンのしわ寄せが現れやすい箇所。
表革がいくら頑丈でもそれ以外の素材がだめになったら終了です。
生地はほつれる可能性がありますし、合皮は必ず劣化します。少量で、耐久性に関わらない部分なら問題はありません。
【低価格品】
コストダウンで裏無しになっている場合があります。芯が貼れないので型崩れが心配です。
*コードバンでは保油目的で裏無しはあります。
【バイカー系】
裏地は無いですが革の厚さでカバーしています。このサイトでは仕事では使えないので扱いません。
ⅲ縫製技術
財布は日本メーカーの得意とする分野。
カチッとした財布には、日本メーカーの丁寧にキッチリ作る技術と相性が抜群です。
中でも日本の老舗メーカーは、日本の厳しい市場に耐え信頼性は高いです。
日本のメーカーは改善し続けます。年数が経つにつれあらゆるクレームを克服し、より欠点が無くなります。
品質改善に関しては海外でも「KAIZEN」として知られるくらい有名ですよね。
私のいち感想ですが国ごとの特長を意識して見ると製品も理解しやすいと思います。
製品にはその国の考えが反映されているので財布以外でも同じ傾向があります。
日本🇯🇵 | イタリア🇮🇹 | イギリス🇬🇧 |
品質優先 | 見た目優先 | 伝統重視 |
欠点が無いことを重視。 | デザイン至上主義。 | 必要以上の品質は求めない。 長持ちが大事。質実剛健 |
良くある細かい技術(ネンやコバの磨きetc)の紹介はここでは割愛します。
最高峰のビスポークの縫製
製品の最高峰は注文品です。一人の職人か小さい工房で手間暇をかけて注文主のためだけに作られます。
以前はビスポークの製品が世に出ることはほとんどなかったのですが、SNSで職人がアップしています。
トップクラスの商品を見慣れると、キレイの基準が感覚的にわかるようになるのでオススメです。
インスタアカウントをいくつか上げておきます。多すぎて吟味してないですがどれも超絶キレイです。
基本的にはハンドメイド&ハンドソーンです。
- kp.leathergoods
- stevenw_leather
- NUN-leather&Handmade
- made by fa
- 530leather
- collecticeleathersupply
一つみたら関連でぞろぞろ出てくると思います。
クレバレスコも数少ない既製品のように買えるブランドです。
➡クレバレスコ財布ビスポーク【最上級品質】フルハンドステッチ
まとめ
財布は必需品ですが人生において選択する機会は少ないです。
昔からほとんど変わらないので一度基本知識を身につければずっと役に立つと思います。
商品数も多すぎるので、ブランドから入る方も多いと思いますが、質を判断できるようになると財布選びもがぜん楽しくなります。
このサイトではブランドよりもそんな財布の本来の品質を分かりやすく図でまとめていますので財布選びにお役に立てたら嬉しいです。
MARU