【HOME】
人気
新着
このサイトでは財布を選ぶ際に押さえるポイントと作り手の視点を交えて解説しています。
財布を選びやすいようにプライスやスペックなどでグラフ化して全体が把握できるようにしました。
財布を選びは下記の3点が重要。
下記項目ごとを各ブランドでまとめています。





【日本ブランド】🇯🇵
【🇯🇵新進】
MUNEKAWA
エルゴポック
YUHAKU
COCO・MEISTER
CRAFSTO
【革特化🇯🇵】
池田工芸(クロコダイル)
東京クロコダイル
黒川鞄(コードバン)
【海外ブランド】🇬🇧|🇮🇹|🇫🇷
*製作途中
🇬🇧WHITE HOUSE COX
🇬🇧ETTINGER
🇬🇧SMYTHON
🇮🇹Valextra
🇫🇷AKNAS(エイ革)

形状別
*製作途中



革別
*製作途中






価格別
*製作途中






このサイトでの選択基準
大人の財布にピッタリな日本の専業財布メーカー。
財布の選択肢は多岐にわたるので何を買って良いのかわからないという方は多いと思います。
このサイトでは下記の2点を満たす財布だけをピックアップしているので理由を解説します。
さらに詳しく書きました。➡︎選ぶべき財布の条件
1.品質重視
価格/品質のバランスを重視➡日本の専業ブランド

このサイトでは○を中心に取り上げています。
ハイブランド/モードブランド/アパレルブランド
多数を占めるのが、ハイブランドやモードブランド、アパレルブランドの財布。
特長的なデザインだったりそのブランドが好きな方はその財布を買うと良いと思います。
専業ブランド
ブランド物に思入れがない方にオススメは、専業メーカーの財布。
ブランド物のように宣伝販促費がかかっておらず、専業なので価格以上の品質が期待できます。
財布は革質とディテールの仕事の積み重ねで品質が決まります。そんな細かい作業は日本の職人の得意分野。
インポートの専業ブランドもいいですが為替や輸入経費をかんがえると、日本製が有利です。
ノーブランド
安くて良いものがベストですが、長く使う財布では誤魔化しが効きません。注意しないと部材や縫製で耐久性に劣る可能性が高いのでオススメしません。
アメカジ・バイカー系
バイカー系は種類も多いですが、仕事で使うには違和感があります。財布の使い分けも難しいので仕事で使えることが条件になります。
2.長持ちする
財布は頻繁には変えないので長持ちするのを重視。使うほどに見た目が良くなるのも重要です。
【長持ちの条件】
ⅰ革質が最も大事
長持ちするのに最も大事なのは素材。丈夫な革を選ぶと10年でも持つ可能性はあります。
基本的には予算が許す限り耐久性がある革を選ぶことをオススメします。
良い物は長持ちしますし、味が出て使うほど良くなっていきます。結果コスパも◎。
下記は革種で言われている耐久性をまとめました。
こちらで詳しく書いています。➡財布の素材で長持ちするのは?10年でも耐える最強の革素材




【哺乳類VS爬虫類】
革は丈夫ですが大きく分けると、哺乳類と爬虫類では爬虫類の革のほうが丈夫です。理由は身を守るために表面が固く繊維が密になっています。
【牛革】
育つほどに丈夫になります。ですが見た目もワイルドになるので好みが別れます。カーフは一番キレイですが耐久性の面では劣ります
【コードバンVSブライドル】
コードバンは牛革の2〜3倍の強度で、ベーシックな見た目の革では一番丈夫で適しています。牛革でも馬具用に堅牢に加工したブライドルならいい勝負です。
【別格のクロコダイル】
革の中でもクロコダイルは別格で牛革の10倍の強度ともいわれています。魅力は見た目だけではありません。
【エイ革】(ガルーシャ)
革の中でも最も強いと言われています。かなり特殊な革で主成分は人の歯と同じリン酸カルシウム。
そのぶん針も通らず難しく扱いが少ないです。
【オススメはコードバン】
迷うならベーシックなキレイな見た目と、丈夫さもあるコードバンをオススメします。上品なので仕事でも違和感なく使っていただける大人の素材です。
強さで言えば、トカゲ/クロコ/エイで見た目も魅力的ですが、好みが別れます。
*型押し
上品な見た目でハイブランドでも人気ですがここでは取り上げません。濃色はまだ大丈夫ですが、淡色は使い込むと味というよりは汚くなるので注意が必要。補修もしにくいです。
ⅱ内装革/裏地もチェック
総レザーがベスト。タンニン鞣しの革なら安心です。


10年使うなら表革以外の耐久性も重要です。内装や裏地はコストダウンのしわ寄せが現れやすい箇所。
表革がいくら頑丈でもそれ以外の素材がだめになったら終了です。
生地はほつれる可能性がありますし、合皮は必ず劣化します。少量で、耐久性に関わらない部分なら問題はありません。
【低価格品】
コストダウンで裏無になっている場合があります。芯が貼れないので型崩れが心配です。
*コードバンでは保油目的で裏無しはあります。
【バイカー系】
裏地は無いですが革の厚さでカバーしています。このサイトでは仕事では使いにくいので扱っていません。
ⅲ縫製技術
財布は日本メーカーの得意とする分野。
カチッとした財布には、日本メーカーの丁寧にキッチリ作る技術と相性が抜群です。
中でも日本の老舗メーカーは、日本の厳しい市場に耐え信頼性は高いです。
日本のメーカーは改善し続けます。年数が経つにつれあらゆるクレームを克服し、より欠点が無くなります。
品質改善に関しては海外でも「KAIZEN」として知られるくらい有名ですよね。
ちなみに日本マーケットは欠点に対し世界一細かいです。
20年業界にいて海外の工場を見たり、世界を相手にしている海外メーカーと話すと「日本メーカーは一番うるさい」と良く聞くので、傾向としては間違ってはいないと思います。
私のいち感想ですが国ごとの特長を意識して見ると製品も理解しやすいと思います。
製品にはその国の考えが反映されているので財布以外でも同じ傾向があります。
日本🇯🇵 | イタリア🇮🇹 | イギリス🇬🇧 |
品質優先 | 見た目優先 | 伝統重視 |
欠点が無いことを重視。 | デザイン至上主義。 | 必要以上の品質は求めない。 長持ちが大事。質実剛健 |
良くある細かい技術(ネンやコバの磨きetc)の紹介はここでは割愛します。