圧倒的な日本での人気ブランド
財布特集があれば取り上げられていて、英国らしい無骨な風貌で大人気のホワイトハウスコックス。
英国ブランドと言うことで知られていますが、人気すぎて本場イギリスではどうなの?ってことでまとめました。
結論からいうと、「財布専業のブランドなので一般的知名度は無いですが、英国財布といえばココ」と言えるだけの品質です。
➡人気モデルはこちらでまとめました。ホワイトハウスコックス財布【完全版】人気ブライドルレザー全48種
英国での知名度
エッティンガー>グレンロイヤル>ホワイトハウスコックス
データは無いですし、サンプル数が少ないですが…イギリス出張に行っている時やイギリスの方との付き合いを体感として並べるとこうですかね。もちろん聞く人にもよります…
【エッティンガー】英国王室御用達のロイヤルワラントということもあり、それなりに知られていますし一部店舗やデパートで見たことがあります。
【グレンロイヤル】鞄の展開もあり、エッティンガーほどではないですが知らないということもないです。
【ホワイトハウスコックス】正直英国で探したことはないですが、見た記憶はないです。日本人気から雑誌での取り上げが多いのでそれから考えると逆転現象が起きていると思います。
英国での実店舗
3店舗とも英国内に路面店はありません。エッティンガーだけロンドンハズレにショールームがあるみたいですが、アポイント制なので事務所兼なのだと思います。
実際はどうなの?まとめ
結論から言うとイギリスで誰もが知っているブランドというわけではない。
そもそもポール・スミスなどのメジャーブランドではなく、トータルブランドでもないので、知らない人が多いのは当たり前です。日本でいうと革財布好きでは知られているGANZOが普通の人は知らないのと近いです。
要は日本で評判が良いけど、「ホントはどうなの?」「ダマされてない?」がどうなのか解説します。
ホワイトハウスコックス財布3つの特長
【結論】価格に見合った英国らしい財布と言えばここ一択。
英国的な味が出て、無骨な財布を探したら数えるほどしか選択肢がなく、かつ品質と価格のバランスで言えばここしかないんですよね。
海外の評判は気になりますが、日本の消費者が品質に対する評価が一番厳しいので、その日本で評価されているのは特筆すべき点です。
1.英国の財布ブランドといえばココ
英国製のブランドなら第一候補はココから。
英国製の財布の御三家のひとつ。その中でも革の質×縫製×価格のバランスでは一番オススメできます。
まずはココを基準にして、不満があれば他の2つと比較すると選びやすいです。
名前 | |||
創業 | 1934年 | 1875年 | 1979年 |
価格帯 | 高価 | ⬅(定番二つ折り)➡ | 安価 |
価格 | ¥57,200 | ¥46,200 | ¥39,600 |
雰囲気 | 上品 | 英国的 | 味がある |
特長 | ロイヤルワラント | 定番人気 | コスパ |
- 英国ブライドルレザー使い➡
明記されていないですが内装にもブライドルレザー使いが多いです。裏地はナイロンや牛革。 - 堅実な縫製➡
英国的な頑丈さ重視。スキの加減が薄すぎないので、日本的な繊細さはありません。 - ディテール➡
ファスナーはスイスriri社の高級ファスナー。
2.ブライドルレザーの種類が豊富
馬具用で開発された牛革でも最も頑丈なレザー。
ホワイトハウスコックスでは独自で開発したブライドルもあり個性があります。どれも雰囲気があってめちゃくちゃ渋いです。
【ホワイトハウスコックスのラインナップ】
シリーズ | ★定番ブライドル | ★ヴィンテージ | リージェント | アンティーク | ダービー |
特徴 | 定番シリーズ | オークバーク鞣し | 型押し&配色 | アニリン染 | 馬革タンニン |
色展開 | |||||
S7660 三つ折り | ¥50,600 | ¥57,200 | ¥50,600 | ¥50,600 | ¥49,500 |
S7532二つ折り | ¥46,200 | ¥52,800 | ¥46,200 | ¥46,200 | ¥45,100 |
S9697長財布 | ¥57,200 | – | ¥57,200 | – | ¥52,800 (S8819) |
S3068コンパクト | ¥24,200 | ¥28,600 | – | – | ¥20,900 (S9829) |
形状 | 14種 | 10種 | 4種 | 2種 | 6種 |
表革 | 定番 ブライドル | ヴィンテージ ブライドル | リージェント ブライドル | アンティーク ブライドル | ホースハイド |
リンク | 定番へ | ヴィンテージへ | リージェントへ | アンティークへ | – |
以下ここでは紹介していませんが、良く目にするラインの説明です。
【ホリデー】季節限定企画で定番ブライドルの色違い2トーン。
*定番ラインのカラバリとしてとらえればOK。
【ダービー】馬革は1000円位安いだけです。それより丈夫な定番ブライドルをオススメします。
3.希少性
ホワイトハウスコックスの製品が買えなくなりそうです。
ここまで解説しておいてなんですが、2022年にブランドは廃止しています。
1875年老舗のブランドがなくなるのは惜しいですね。
【ブランド商標権】
その後、日本のメーカーがブランドの商標権を買い、自社で企画、生産、販売するそう。
【ホワイトハウスコックス工場】
ブランドを率いたアレックス・シンプソン氏は工場の職人を連れて新しい工場を新設、ブランド(BEORMA)を作り早くも再始動しています。
一方、ホワイトハウスコックスの商標権は日本の鞄、財布メーカーが買い取っていて、自社で企画、生産、販売をおこなうそう。
【2024.9追記】 英国製で今までのモデルを復刻するみたいです。上記のことから以前の職人は出た可能性は高いですが、工場への聞き取りなどで再現度は高いみたいです。
ホワイトハウスコックス|Q&A
- Qホワイトハウスコックスはいつから始まった?
- A
1875年、イギリス・バーミンガムにて創業。
当初は、高品質な馬具用品や英国軍の軍需用アイテムをメインに製造していました。70年代にラルフローレンに見出され同社からベルトを販売。生産を請負ったことで知れ渡り大ブレイクしました。
- Qホワイトハウスコックス社の創業者は誰ですか?
- A
ホワイトハウス氏とサミュエル・コックス氏によって創業。
- Qホワイトハウスコックス 何年持つ?
- A
丁寧に扱えば10年でも持ちます。
ホワイトハウスコックスの製品にも数ラインありますが、ブライドルレザーは牛革でも最も強い部類のレザーです。
*ダービーコレクション(ホースハイド)だけは馬革ですがコードバンではありません。ブライドルレザーよりは耐久性は落ちます。
- Qホワイトハウスコックスの終了はなぜ?
- A
後継者がいないとの理由です。
2022年末には工場も閉鎖するとなっています。
ホワイトハウスコックス|財布【まとめ】
ロングセラーのアイテムも多かっただけに残念ですね。
英国ブランドでブライドルレザーをメインにするだけあって、他にはないブライドルが目立ちます。
内装にもブライドルが使われていて頑丈で雰囲気ありすぎです。
残念ながらこれから先は手に入りませんので、気になるモデルは今のうちに確保することをおすすめします。
MARU
➡人気モデルはこちらでまとめました。ホワイトハウスコックス財布【完全版】人気ブライドルレザー全48種
★三つ折り財布|S7660 3FOLD WALLET |定番ブライドル
おすすめNO1!ホワイトハウスコックスの代表作。
英国のブランドなので定番のブライドルレザーは候補にいれたいところ。その中でもブランドを代表する三つ折りを外す理由がないです。
★三つ折り財布|S7660 3FOLD WALLET |ヴィンテージブライドル
ここでしか買えないオークバーク鞣しのヴィンテージブライドル。
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