「英国のグレンロイヤルが気になるけどどうなんだろ?」
ここでは、グレンロイヤルはダサい?耳にする理由と自分で判断するポイントについて紹介します。
ダサいと言っている人はそんなにいないと思いますが、敢えて逆の目線で考えてみた上で、見方のポイントを解説していきます。
➡【別記事】グレンロイヤル人気財布12種ブライドル
グレンロイヤル「ダサい」の評価の真相
「ダサい」かどうかは気になりますが、人により変わるので、基準はありません。
自分の判断に自信が持てないと、気になりますので、良い面/悪い面を把握した上で判断すると良いと思います。
グレンロイヤルを3つの視点で解説しますので、どう感じたかを気にして見てみて下さい。
1.WEB上になぜ「ダサい」と見かけるのか?
インターネット上で「グレンロイヤル ダサい」という意見が出てくる理由は、気になって検索する人が多いからです。結果記事も多くなります。この記事もそうです。
物の評価というよりは、気にする人が多かったり、人気の裏返しでもあります。
この前提でNET上の情報にあたれば惑わされることも減ると思います。
2.評価しない人の理由
「ダサい」と言う人に会うほど一般的な知名度ないのですが、グレンロイヤルを評価しない人の理由は概ねこんなところかと。
縫製が雑
一番は繊細な物作りを目指していない、道具として丈夫に使えるを重視しているんだと思います。
縫製は他の英国ブランド同様雑です。値段は英国製の中では一番安いのでそのせいもあります。
ステッチは荒いほうが丈夫ですし、革の厚みを調整する漉き工程も厚めで繊細さは無いですが丈夫です。
日本製と比べるとコスパが悪い
並行輸入品ならセールのない国産ブランドより安く買えることもある
ブライドルレザーの財布を英国ブランド/日本ブランドで比較した表です。
全体では下の日本製のほうが安いのがわかります。
インポートブランドは輸入経費や関税で、同じ価格帯なら分が悪いですが、それでもガンゾよりは安いです。
並行輸入品が安く出ていることもあるので、その場合はコスパが良いです。
メディアに押しに乗っている
最近は雑誌の影響もなくなりましたが、一時期、雑誌で頻繁に紹介されていた時期がありました。
グレンロイヤルを知っている方は、それなりに調べている人なので、私はもっと詳しいマウントで「ダサい」という人もいそうです。
ファッションではマニアックなほど良い、という風潮もあるのですが、グレンロイヤルも数少ない英国ブランドです。
ここからは、評価する人の理由も見ていきます。
3.評価する人の理由
一方で、グレンロイヤルを好きな方も多いです。その理由は下記3つ。
他にはない味のある雰囲気
英国らしい無骨さ。ラフな雰囲気の革と縫製。
ハッキリ言って縫製はラフさがあります。普通の綺麗さを求めるなら日本メーカーをオススメします。
ですが、このラフな縫製とブライドルレザーのテカリで凄い雰囲気があるんですよね。
スイス製のriri(リリー)のファスナーやメタルパーツも真鍮色で統一される英国的なスタイルです。
イギリス製品は丈夫さを優先していて長く使えます。スキ加工が厚かったり、ステッチは荒目。
裏なしの簡素な作りは修理しやすく、ファッションよりも道具として捉えているのがわかります。
この考え方が英国らしさですし、細々したことは気にしないカッコよさを感じます。
例えば、見た目のラフさも例えばこんなスタイルで持っていたらハマります。
英国製なので英国スタイルにバッチリ合いますね。例えばクラシックな3ピーススタイルや、ラギッドな男らしいスタイルならこのラフさが活きてきます。
以前話題になった「ピーキー・ブラインダーズ」の登場人物が持っていたら間違いなくハマります。
「ファッションとかそんなに気にしないので」的なスタンスで持つとカッコいいですね。
英国ブライドルレザー
馬具用で開発された特殊加工の堅牢な牛革。
ブライドルレザーはコードバン/イタリアンレザーと共に世界三大レザーに数えられる銘革です。
成牛のカウハイドを数ヶ月ピット槽に漬け込みグリースなどを革に浸透させることで丈夫になります。
表面の白い粉(ブルーム)はそのグリースが表出した現象です。
使ううちに白いブルームはなくなり、浸透したオイル分でツヤツヤに育つのが人気のポイントです。
ブライドルレザーのタンナー
ブライドルレザーの本場はイギリスで老舗も多いです。
タンナー | 🇬🇧Joseph Clayton | 🇬🇧Thomas ware | 🇬🇧J&F.J.BAKER | 🇬🇧J&E SEDGWICK |
創業 | 1840年 | 1860年 | 1862年 | 1900年 |
英国メーカーはタンナーまでは語らないので名言はされていませんがこの中のタンナーのブライドルが使われている可能性が高いです。
バッグとお揃いにできる。
革製品を統一できる。
グレンロイヤルといえばブライドルレザーのバッグも有名です。トートやブリーフの展開があるので財布とお揃いにきでるのも他の財布ブランドにはない良さですね。
全てグレンロイヤルで統一しているのも、こだわりが見えてカッコいいです。
グレンロイヤルが合っている人
ここまでの内容で“良い”と思える人にはぜひオススメします。
他人がどう思っていても好きか嫌いかを決めれるのは自分だけです。自分の感覚を大事にしましょう。
最後に「グレンロイヤルが向いている人」を上げていきます。
当てはまる人にはぜひオススメです。
グレンロイヤル|取り扱い店舗
基本は楽天/アマゾンのセール時期などで狙えばいいと思います。
実店舗なら「BRITISH MADE」や各百貨店など。
楽天/AMAZON
Amazon/楽天で価格差も大きいのでどちらも要チェック。
並行輸入品などがあり楽天が安いことが多いですが、アマゾンが安い物もあります。
取扱店➡店舗「BRITISH MADE」
全国の「ブリティッシュメイド」の店舗は百貨店などに入っているので下記ショプリストをチェック。
取り扱い店舗一覧
グレンロイヤル|Q&A
- Qブライドルレザーは何年くらい使えますか?
- A
財布は使い方で大きく変わりますが10年くらいは十分期待できます。
ですが、毎日使う物なので×10年となると使用方法で大分差がつきます。
毎日持って出かけるか、後ろポケットに入れるかバックに入れるか、ケアするかなど。
- Qブライドルレザーの欠点は何ですか?
- A
高価であること。傷や凹みが回復しにくい。
・製造工程上どうしても時間がかかり、コストは上がります。本場イギリスの伝統的な技法で量産ができませんし、作られる場所は限られます。
・硬い分、一度傷や凹みがついたらもとに戻りにくいです。オイルでごまかしは効きます。
- Qグレンロイヤルはどのような会社ですか?
- A
英国スコットランドの革製品メーカー。スコットランドでは王室御用達のブランドで知られています。職人は25人の小さいメーカーです。
- Qグレンロイヤルはどこの国の製品ですか?
- A
英国です。北部地方のスコットランドに所在します。
グレンロイヤルはダサい?まとめ
今回は、グレンロイヤルが「ダサい」と目にする理由と、その真相について解説しました。
ここまでで、グレンロイヤルの見るべきポイントをわかっていただけたと思います。
大事なのは誰かの評価ではなく、実際に使う自分の評価が最も重要です。
雑誌での評価だけで買うのも他人の評価に頼っていて、ダサいと言う一因でもあります。
ですが、自分で納得した上で選ぶのは、自分の価値感で選べているということなので、他人がとやかく言うことではないです。
その人の「好き」はその人だけが決めれる唯一の価値なので大切にしたいですね。
買い物のたびに、今回のようにじっくり検討して、自分に合ったアイテムを選んでみてください。
自ずとご自身の目利きのレベルが上っていくのを実感していただけると思います。
MARU
➡【別記事】グレンロイヤル人気財布12種【ブライドルレザー】
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