革財布って種類が多くて何を選んでいいか迷う。
どんな革が高級とされる?耐久性があるのは?。
毎日持ち歩く物なので、耐久性が気になりますし、ステータスを表現する物でもあるので品質は重視したい所です。
色々種類はありますが、基礎知識を知れば把握できますので、今回は、財布に使われる革の種類やランク、耐久性や希少性について紹介します!
財布に使われる主な革の種類
高級革やレア革がほとんど揃っています。
財布にだけはお金を掛けるという方は多いと思います。かつ面積が小さいので、あらゆる高級な革が用意されている、革好きにはたまらないアイテムです。
革種の希少性
エキゾチックレザー|爬虫類革
革の頂点に君臨するクロコダイル。肉食は草食動物よりも数が少ないですし、養殖がしにくく、体の面積も小さく希少になります。
見た目も個性的で一番高いランクといえばエキゾチックレザーになります。
世界三大レザー
良い革として度々「世界三大レザー」としてくくられる、イタリアンレザー/コードバン/ブライドルレザー。
特殊な製法や革の部位で希少性があるのでランクが上がります。
いずれも財布の素材として大人気で、一度使うと普通の革には戻れないと思います。
牛革
一番流通している一般的な革牛革。基本的には小さいほど希少で、高級感があります。
一番高価な革はカーフで、有名なのはドイツボックスと言われ、牛革の最高峰です。
成牛になるほど、面積が大きく、丈夫になり、かつラフな見た目の傾向です。副産物でもあるので、数は多く希少とは言えません。
革種ごとの耐久性
財布に使われる革を「耐久性」順に図にしました。
一般的には哺乳類よりも爬虫類が強く、その革は身を守るために繊維が密になりまさに鎧。
最強はクロコやエイで、クロコは価格的にも革質的にも王様です。
次に、これらの革の具体的な特徴について詳しく説明していきます。
革種ごとの特長
上記耐久性と合わせて革の特性も見ていきます。牛革は財布によく使われる革を抜粋しています。
革名 | 🇮🇹イタリアンレザー | 🇬🇧ブライドルレザー | 🇺🇸コードバン | 🇯🇵リザード | 🇯🇵クロコダイル | 🇹🇭エイ |
表革 | ||||||
革種 | 牛革ステア | 牛革カウハイド | 馬革 コードバン層 | リングトカゲ | ワニ革 ポロサス/ナイル | エイ革 |
説明 | イタリアトスカーナ地方の 伝統技法で作られるタンニン革 | 英国が本場の馬具用に 開発された非常に丈夫な革 | 農耕馬の臀部から取れる希少 部位で繊維が密で丈夫 | 爬虫類革で丈夫。 ウロコの班が色気があります | 正式なクロコ品種。 革の中でも最も丈夫 | 歯と同じ成分で最強の革 |
特性 | 使うほどにめちゃくちゃ味が出ます | オイルやロウ成分が内部まで染み込み 使うほどに染み出てツヤが出ます | オイル仕上げが味がでて密な繊維で キレイなツヤがあります | マット仕上げは使うほどに味が出て、 グレージング仕上げはツヤツヤ | クロコ革はいつの時代も財布の トップに君臨します | 縫製が難しく展開が少ないです |
どの革も財布では定番的に使用されていて、間違いのない革ばかりです。どれも使うほどに味が出て長く使えます。
耐久性で選ぶ!おすすめの2種類の革
希少性や耐久性の基礎知識をもとに具体的な製品を紹介します。
クロコダイル➡革の王様
クロコダイル革は、その美しいウロコ模様と耐久性で「革の王様」。財布の最終到達点と言えます。
キレイな色の揃った雰囲気のあるナイルクロコ長財布。楽天では★4.5で68件の口コミがつく高評価。同じく長札入れもあります。
二つ折りでオススメはセンター取り&一枚革のナイルクロコ。その中でもコスパの良い三京商会をオススメ。楽天での口コミでも評価が高いです。
一番価格が安いながら、センター取り&一枚革で無双仕立て。東京クロコダイルのコスパの良さが光ります。
キャッシュレス財布の定番形状のL字ZIPがオススメ。ヘンローン社のクロコはインポート物らしいキレイな色出しと豊富なカラーでオススメです。
【クロコ別記事】
➡ワニ革【長財布】61種形状別まとめ比較表★日本ブランド
➡ワニ革【二つ折り財布/ミニ財布/コインケース】51種比較表
エイ革➡最強の革
エイ革(ガルーシャレザー)は、「最強の革」として知られます。革の表面は歯と同じ成分で硬く、傷がつきにくいです。スターマークも見た目の特徴があります。
ガルーシャの入門に最適な低価格のレヴェッタをオススメ。エイ革の産地タイで作られています。
大容量の収納や裏の仕様、値段のバランスでレヴェッタをオススメ。
コスパ抜群のデイズアートのミニウォレット。小銭/カード/お札と一通り収納できます。
【エイ革財布別記事】
➡エイ革財布【形状別】27種まとめ/長財布/二つ折り/コインケース
財布に適した3つの高級革
財布を選ぶならこの世界三大レザーの革は外せません。それぞれのオススメの財布を紹介します。
コードバン➡丈夫さと繊細な見た目
コードバンは、馬の臀部から採取される非常に希少な革です。オススメは使い込むほどに独特の光沢が増す、オイル仕上げや、アニリン染めのコードバン。日本特有のランドセルの革は顔料染で味がでないので注意が必要です。
★レーデルオガワのオイルシェルコードバンに、キプリスは内装にバケッタ製法のイタリアンレザーを使う贅沢さ。価格も手頃で流石のコスパの良さです。
★GANZO:表側には注目のレーデルオガワのアニリン染コードバン。透明感が素晴らしいツヤで経年変化も楽しめる逸品です。
★GANZO「オイル仕上げコードバン」。オールレザーでしかできない切り目磨きが特長です。
★GANZO「オイル仕上げコードバン」L-ZIP二つ折り:コンパクトでも通常の財布と同じ位の収納量があります。
【コードバン財布別記事】
➡コードバンメンズ財布【国産】オススメはオイル仕上げ&アニリン染め
イタリアンレザー➡経年変化が凄い
“イタリアンレザー”はメンズの財布でも非常に人気が高いです。
イタリアのトスカーナ州サンタ・クローチェで1000年以上つづく革なめしの伝統バケッタ製法で、タンニンなめしの革をピット槽に漬け込みオイルが芯まで浸透することで、使うほどに味が出ます。
イタリアンレザーは「ブッテーロ」が有名で、ミネルバボックスやブリランテなども良く使われます。
イタリアンレザーが2万円台。世界三大レザーのバケッタ製法のレザーを体験できるチャンスです。
ビスポーク品質。革から選べるオーダーで、ハンドメイドの作りの良さも特筆です。価格も既成ブランド並でオススメです。
定番の二つ折り財布は内装にもBUTTERO使用で裏革にも豚革の贅沢なオールレザー。
ムネカワの代表作”Cram”クラム。キャッシュレス財布ですが札、小銭、カードと一通り入ります。
【イタリアンレザー財布別記事】
➡【イタリアンレザー】おすすめメンズ財布ブランド特集|日本製
ブライドルレザー➡馬具用の頑丈さ
ブライドルレザーは、イギリス発祥の馬具用に開発された革で非常に丈夫です。
丈夫な成牛のカウハイドを、数ヶ月ピット槽に漬け込みグリースなどを革に浸透させることでさらに丈夫になります。
ガンゾでは完成度の高いGANZO-ThinBridleがオススメ。
ホワイトハウスコックス別注。1年をかけたオークバークなめし。
ホワイトハウスコックス別注。1年をかけたオークバークなめし。
2万円台の英国ブライドル。高品質なベンズ部位使用。
ホワイトハウスコックスのヴィンテージブライドル(オークバークなめし)が希少で今しか手に入らないので多めです。
オークバークなめしの二つ折りコンパクト。革の繊維がギチギチに詰まり丈夫で長持ち。
ビスポークブランドのクレバレスコが縫製品質では頭ひとつ抜けています。
人気のL字ZIP型。希少で丈夫なオークバークなめしのブライドルレザー。
小銭入れですがカードも少し入ります。オークバークなめしのブライドルレザー。
【ブライドルレザー財布別記事】
➡ブライドルレザー【長財布&ラウンドZIP長財布】🇬🇧🇯🇵
➡ブライドルレザー【二つ折り財布&三つ折り財布】🇬🇧🇯🇵
➡ブライドルレザー【ミニ財布&小銭入れ】🇬🇧🇯🇵33種まとめ
革の種類とランク【まとめ】
財布によく使われる、評判の良い革をランク順/耐久性順に紹介しました。
これらの基礎知識があると、ブランドではなく、品質で判断できと、自分の本当にほしい財布が見つけることができます。
この判断でモノを見ていると目利きになりますし、もっと財布や革の面白さにハマる方も多いのではと思います。
ぜひ、評価を受けている革がなぜ良いのかを体感してみてください。
良い財布を見つける手助けになれば嬉しいです。
MARU
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