「ホワイトハウスコックスってよく聞くし、気になるけどどうなんだろ?」
「色んなとこで押されてるけど、ダサいと言われないか心配。」
ここでは、ホワイトハウスコックスはダサい?耳にする理由と自分で判断するポイントについて紹介します。
個人的には、老舗ブランドをダサいと言ってたら他に何が残るんだろ?って思います。
異なる目線でも考えてみた上で、どう判断するか考えると良いと思います。
ホワイトハウスコックス「ダサい」評価の真相
ホワイトハウスコックスが「ダサい」と目にする理由は、メディアで押され過ぎたり、web上の検索結果にあるから、が多いかと思います。
一方で、実際にはホワイトハウスコックスの製品は高品質で長く愛用できるため、根強いファンも多くいます。
それらの理由を以下3つの視点で説明します。
1.WEB上になぜ「ダサい」と見かけるのか?
インターネット上で「ホワイトハウスコックス ダサい」という意見が出てくる理由は、気になって検索する人が多いからです。結果記事も多くなります。この記事もそうですね。
物の本当の評価というよりは、気にする人が多かったり、人気の裏返しでもあります。
この前提でNET上の情報にあたれば惑わされることも減ると思います。
2.評価しない人の理由
実際に、ダサいと言っているには会ったことはないのですが、ホワイトハウスコックスを「ダサい」と評価する人の理由は概ねこんなところかと。
- クラシックなデザインが好みではない
- メディアや多数の人に推されている。
- 日本製に比べて縫製が雑
クラシックなデザインが好みではない
一般的には、財布を検討する時はファッションブランドから選ぶと思います。
それらに比べると知名度も派手さもないですし、シンプルなため、デザインを求める人にとっては、物足りなく感じると思います。
好みの問題ですが、ホワイトハウスコックスは玄人向きと言えます。
メディアや多数の人に押されている
一時期、頻繁に雑誌やメディアで押されていた時期がありました。
ファッション好きで、押され過ぎているブランドや物を、逆張りでダサいという方もいます。
ファッションに興味持ちを始めた方や、私はもっと知っているマウントで「ダサい」もたまに見かけます。
人気にアンチはつきもので、昔からあることなので気にしてもしょうがないですね。
日本製に比べて縫製が雑
普通に見ると“日本製”よりも大雑把に見えます。ホワイトハウスコックスは全然良いほうですけどね。
私も最近理解できるようになりましたが、これは英国の製品に対する考え方の違いだと思います。
装飾品ではなく“道具”として捉えていて、丈夫さや長く使えることを重視し、繊細さを求めていません。
この考えが、この英国製の良さである、「長く使える」「無骨な雰囲気」「味」に繋がっています。
もし、ホワイトハウスコックスを日本的にキレイに作ると魅力は半減すると思います。
次に、このブランドを高く評価する理由について見ていきましょう。
3.評価する人の理由
一方で、ホワイトハウスコックスを高く評価する方も多く、その理由は下記3つ。
ホワイトハウスコックスの製品は、ブライドルレザーを使用しており、耐久性とエイジングでの味が特徴です。これにより、長期に愛用できるアイテムとして評価されています。
また、シンプルなデザインは、流行に左右されないため、ファッションよりもスタイルを重視する人々にとっては、魅力的です。
独特の雰囲気
一見した“雰囲気”は、奇をてらわないデザインだったり、ブライドルレザーの表情、厚めの革をゴリッと縫った縫製など、どれも欠かせない要素が絶妙に組み合わさり出る物です。
20年以上デザイナーをやっていますが、これを意図的にやっていたとしたら相当レベルが高いです。
長持ちする耐久性
馬具用で開発された牛革でも最も頑丈なレザー。
ホワイトハウスコックスの耐久性のポイントは全ての製品に使われているブライドルレザーにあります。
もともと丈夫な成牛のカウハイドをタンニン鞣しで数ヶ月ピット槽に漬け込み、グリースなどを革に浸透させることで圧倒的に強くなります。
この内部のグリースが染み出ることでブライドルレザー特有の白い粉をふきます。
ホワイトハウスコックスでは独自で開発したブライドルもあり個性があります。どれも雰囲気があってめちゃくちゃ渋いです。
エイジングの美しさ
エイジングは耐久性がないと成り立ちません。もし耐久性が無かったら早々にボロボロになります。
使うほどに浸透している油分と摩擦で表面がツルツルになっていきます。使い始めは色が濃いですが段々と油分が抜けた分色が出てきて、他の革にはない表情になっていきます。
ホワイトハウスコックスが合っている人
ここまでの内容で“良い”と思える人にはぜひオススメします。
他人がどう思っていても好きか嫌いかを決めれるのは自分です。回りは無視しましょう。
最後に「ホワイトハウスコックスが向いている人」を上げていきます。
当てはまる人にはぜひオススメです。
Q&A
- Qホワイトハウスコックスの終了はなぜ?
- A
後継者がいないとの理由です。
2022年末に工場は閉鎖しています。
- Qホワイトハウスコックス、廃業後はどうなる?
- A
別物になる可能性が高いです。
廃業後、ホワイトハウスコックスのアレックス・シンプソン氏が140年続いた工場の熟練の職人を連れて新たなレザーグッズの工場を設立。「BEORMA Leather Company」(べオーマレザーカンパニー)としてほぼ同じような革小物ブランドを始動しています…後継者問題といいつつ別で始動?
一方、ホワイトハウスコックスの商標権は日本の鞄、財布メーカーが買い取っていて、自社で企画、生産、販売をおこなうそう。2024.9追記 英国製で今までのモデルを復刻するみたいです。上記のことから以前の職人は出た可能性は高いですが、工場への聞き取りなどで製品の再現度は高いみたいです。
- Qホワイトハウスコックス 何年持つ?
- A
丁寧に扱えば10年でも持ちます。
ホワイトハウスコックスの製品にも数ラインありますが、ブライドルレザーは牛革でも最も強い部類のレザーです。
*ダービーコレクション(ホースハイド)だけは馬革ですがコードバンではありません。ブライドルレザーよりは耐久性は落ちます。
ホワイトハウスコックスはダサい?まとめ
今回は、ホワイトハウスコックスが「ダサい」と言われる理由と、その真相について解説しました。
これらからホワイトハウスコックスの見るべきポイントをわかっていただけたと思います。
大事なのは誰かの評価ではなく、実際に使う自分の評価が最も重要です。
回りの評価で買い物をしていると、いつまでも自分の評価基準ができないままで目利きができません。
自分で納得した上で、実際に使って違うと感じたら次回の買い物に活かせます。
それには自分の好みやスタイルをよく把握しないと選べません。
買い物のたびにじっくり検討して、自分に合ったアイテムを選んでみてください。
自ずとご自身の目利きのレベルが上っていくのを実感していただけると思います。
MARU
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